おはようございます。
今回は今まで私が読んだ本の紹介と感想を書いていきます。
ゲームに出てくる要素や設定が気になり、書籍で学びました。
その世界観が創られる方法を知り、モデルやモチーフとなる中世ヨーロッパの歴史に触れて、世界を構成する要素として衣・食・住のうち食に注目してみました。……という、そんなラインナップです。
目次
ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑
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- 作者:サイドランチ
- 出版社:誠文堂新光社
- 発売日: 2016年07月05日
RPG(ロール・プレイング・ゲーム)をしていて、登場する要素について気になりました。西洋風に限らず和風、中華風、アラビア風をモチーフにしたゲームはあるし、西洋風でも中世以外の時代をモチーフにした作品もあります。ファンタジーの世界の設定には主に三つの時代の要素が混ぜて作られているようです。古代ローマ帝国時代、中世ヨーロッパ時代、近世ヨーロッパの要素です。
ゲームをする際、ストーリーやシナリオを取り巻く背景を、登場する人や物、歴史、文化等の視点から見て、考えてみるのも面白いのではないでしょうか?
図解 中世の生活
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- 作者:ジョゼフ・ギース/フランシス・ギース
- 出版社:講談社
- 発売日: 2012年12月11日
中世のヨーロッパと言われると暗黒時代と表現・イメージされてきました。ヨーロッパのほぼ全域を支配し、オリエント、アフリカをも領土としていたローマ帝国の滅亡が中世の暗いイメージの元になりました。近世で大洋に船出し、西洋で科学が発達して近代を迎えてヨーロッパが世界に覇を唱えた時代の間、ということもより明暗を強調したでしょう。しかし、本当に暗黒の時代だったのかを技術の面から取り上げたのがこの一冊。
ローマ帝国滅亡後も技術は受け継がれ、後の時代の大変革の助けとなった、中世は失敗と挑戦を忍耐強く続け、発展した時代だったという新しい見方を知ることができました。
ローマ帝国滅亡後も技術は受け継がれ、後の時代の大変革の助けとなった、中世は失敗と挑戦を忍耐強く続け、発展した時代だったという新しい見方を知ることができました。
十二世紀ルネサンス
図解 食の歴史
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- 作者:高平鳴海/愛甲えめたろう
- 出版社:新紀元社
- 発売日: 2012年05月
魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ
保存食品開発物語
災害が多発するようになった昨今、「非常食」に注目が集まっていますが、非常食の特徴として保存に便利な点が挙げられます。保存に便利な食料と聞いて、缶詰がすぐ思いつきますが、チーズ、ソーセージなども伝統的保存食品でした。この本ではそんな保存食品をテーマに食料の保存に苦労しながらも、保存技術を高めて来た先人たちの軌跡を知ることができます。お店の棚を見て、缶詰がない、味噌がない、醤油がないという光景を想像したとき、保存食品の存在感を感じることができます。