入来エリアにお出かけするなら

入来エリアにお出かけするなら

今回は入来エリアにある場所を紹介していこうと思います。

入来町(いりきちょう)は、かつて鹿児島県薩摩郡にあった町で、700年の歴史を持つという入来温泉と重要伝統的建造物群保存地区である武家屋敷群などの多くの史跡持つ、「温泉と歴史の町」として知られていました。

また、町の地形がパラグライダーに適しているので、休日などには色とりどりのグライダーが空を舞う姿を見ることができます。

2004年の合併によって、現在は薩摩川内市の一部となっています。

紹介する場所

入来エリアにある場所を紹介していきます。

清浦ダムとその周辺

清浦ダムは薩摩川内市入来町、川内川水系樋脇川にある重力式コンクリートのダムで、洪水調節、農地防災を目的に1974年に完成されました。

堤高38.1メートル、堤頂長66.5メートル、堤体積21000立方メートル、流域面積は8.7平方キロメートル、湛水面積11ヘクタール、総貯水容量1000000立方メートル、有効貯水容量855000立方メートル、のスペックを持ち、樋脇川の安全や生活を支えています。

ダム一帯は公園として整備されていて、約500本の山桜やソメイヨシノが植えられており、春にはお花見の場所に、秋には色づいたイチョウを見ることができます。

ダムの左岸には、標高422メートルの鷹ノ子岳(たかのこだけ)がそびえ、その中腹には郷内五社の一つである鷹ノ子神社があります。

創建年は不詳で、昔に三羽の鷹の子が牟礼山に飛来し、付近一帯にいた毒蛇を食いつくしてしまいました。

これによって人々が住めるようになり、集落ができあがりました。

ある日の夕方、雷鳴のような音ともに、燦然とした火の玉の光が南の地を指して現在の地に飛び落ち、人々はここを神霊の地に選ばれたものとして神社を建て、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の変身とされる三羽の鷹の子を祀りました。

上にある伝説が鷹ノ子神社の始まりとされています。

天狗の鼻を思わせる尖った形が特徴的な鷹ノ子岳は、古くは山伏達の修験道場となり、信仰の対象となっていました。

入来峠の奥には岩下の滝(践祚(せんそ)の滝とも)、と呼ばれる石積み状の滝があり、上流から下流にかけて、仙人の滝、洗心の滝、践祚の滝、と三つの滝が続けて流れています。

落差は約10メートル、斜面は約30メートルの長さとなっています。

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内之尾の棚田

清浦ダムから八重高原に行く途中にあり、平成11年農林水産省選定『日本の棚田百選』に選ばれました。

清浦川水系の最上流部に位置し、災害を未然に防止するなど、良好な維持管理が図られています。

作物として水稲や飼料を栽培し、作付け面積は6.60ヘクタール、棚田の枚数は64枚、平均標高は286メートル。

春には菜の花、秋には彼岸花が植えられ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

棚田は傾斜地にある稲作地で、灌漑などの技術が発達してくる近世以前は比較的小規模で緩やかな傾斜のある沖積扇状地、小規模な谷地、小規模で扱いやすい地形が連続する隆起準平原の上が主だった稲作の適地で、いずれも河川の中上流域が中心でした。

これらの土地は緩やかな高低差があり、一つ一つの田の間に明確な高低差が生じて広い意味での棚田を形成していくことになります。

棚田はかつて平野の少ない山間部や海岸部での食料自給に貢献し、現在でも景観や生物多様性の保持に大きな役割を担っています。

しかしながら、米が余剰となるにつれて耕作効率の悪さから作付けが放棄されるような例が増えています。

対策として「棚田の高付加価値化」や棚田栽培米のブランド化、オーナー制の導入、機械化などによって棚田の保全への取り組みが各地で行われています。

入来温泉湯之山館

入来温泉湯之山館は、入来町副田に平成27年4月にオープンした公衆浴場です。

温泉場土地区画整理事業によってアゼロ湯公衆浴場及び柴垣湯公衆浴場の移転に伴い、両施設を統合して新たに整備されました。

「入来温泉湯之山館」は、地元福田地区コミュニティで募集され、選定された名前から付けられました。

男女それぞれにアゼロ湯浴槽と柴垣湯浴槽とがあり、また貸切浴室を一室設け、家族連れの方や介助の必要な方も利用可能な施設となっており、建物の外には足湯もあります。

泉質は、アゼロ湯の泉質がナトリウム、塩化物、柴垣湯がナトリウム、塩化物・炭酸水素塩泉となっており、神経痛、関節痛、婦人病、アトピーなど皮膚病、冷え性、切り傷などの外傷に効果があり、温泉療養、湯治に最適な温泉となっています。

湯之山館の隣には、お昼にはそば・うどん・定食、夜は居酒屋スタイルで食事ができる『おもと茶屋』という飲食店があり、近くには『和スイーツはりま屋』という和菓子店もあります。

お風呂上りに食事、お土産を買いに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

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入来麓伝統的建造物群保存地区

国の重要伝統的建造物群保存地区であり、鹿児島三大武家屋敷群の一つです。

入来は、鎌倉時代に地頭職であった関東の渋谷氏がこの地に入り、「入来院」と名乗って支配した荘園(※権力者の私有地)でした。

現在の入来麓武家屋敷群の町並みは、中世から江戸時代の頃にかけて形になったもので、特徴として樋脇川の石を使用した玉石垣とその石垣の上に植えられた茶やイヌマキ等の生垣で整然と区割りされている点です。

入来のほぼ中央に位置し、四つ隣に威を振るった薩摩藩随一の堅城(山城)である清色城を中心に川原石を使った玉石垣による整然とした区画割、武家屋敷門(茅葺門)、大手門前の濠や広馬場、下門口を備えたお仮屋跡などの多くの史跡・文化財が残っているのが、この麓地区です。

近世になって整備された街路と地割が昔の姿を留め、屋敷割りもよく残っており、歴史的価値は高いとされています。

入来麓は薩摩藩麓の一つで中世の名残を残す街並みとしてよく保存されていることから、2003年12月、鹿児島県では知覧武家屋敷群、出水麓武家屋敷群に次いで国(文化庁)の重要伝統的建造物群保存地区(武家町)に選定され、2019年には日本遺産「薩摩の武士が生きた町 武家屋敷群「麓」を歩く」の構成資産として登録されました。

おじゃったモールさつま川内館

入来町日之丸交差点近くにある鹿児島県初の障がい者就労支援施設物産館です。

木のぬくもりが感じられる建物で、広い敷地の中に建っています。

授産施設で作られた加工食品やパン、野菜、花苗、工芸品、手芸品、陶芸品などを販売しています。

薩摩川内市入来町を中心に樋脇、東郷、祁答院、さつま町、いちき串木野市などの近隣の生産農家の協力のもと、地元の野菜・果物が販売されています。

季節に応じて野菜や果物の品種が異なりますが、12月下旬から2月にかけては、地元の入来特産の生で食べられるハウス金柑が館内一杯に並びます。

毎日たくさんのお弁当、惣菜も並び、地元の食材を多用した人気のお弁当や惣菜もたくさんあります。

会合などのお弁当やオードブル等の予約注文もできます。

おじゃったモールさつま川内館で、一番種類と商品点数が多いのが加工品で、地元のお菓子や地元産のお茶、農産加工品や水産加工品、飲料、焼酎など1000種類、商品点数10000点以上で、人気の商品もたくさんあります。

鹿児島県内の障害者福祉施設で製造販売する商品の展示、販売コーナーもあり、鹿児島県授産施設協議会加盟の14の施設(あすくーる入来、川内自興園、新葉学園、陵北莊、就労支援センターみらい、山川がんばろう館、ワークキャンプはやと、サンヴィレッジ姶良、セルプあいら、セルプつわぶき、ワークセンター奄美、あしたば園、猿蟹川、滝の園)はじめ未加盟の施設(川内福祉作業所、若あゆ作業所、ゆうかり学園、ワークスペースi、夢風船)の商品が展示販売されています。

地元、薩摩川内市の焼酎を中心に人気のある焼酎やリキュール類を販売し、蔵元には山元酒造、オガタマ酒造、田苑酒造、長島研譲、大口酒造などが名を連ねています。

地元で定番の蔵の神や黒五代、鉄幹、田苑、田苑麦ゴールドなどの他、黒伊佐錦、さつま島美人、などがあります。

おじゃったモールさつま川内館での人気の焼酎として、鹿児島限定発売のさつま郷中、川内大綱、バイク愛用者に人気の鉄馬などがあります。

また、珍しいお酒としてリキュールのきんかん娘や、さつまスパークリング梅、ゆずなどが女性から人気です。

オープン当初から人気のあるせんべいも販売されていて、はちみつ味のあすくーる入来せんべい、お茶味のおじゃったモールさつま川内館せんべいの2種類があります。

試食用も並んでいて、好みの味を確かめてから購入することもできます。

新鮮な野菜、おいしそうな弁当や惣菜、授産施設で作られた加工食品や工芸品と、お買い物にもドライブ休憩にも最適です。

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おわりに

入来エリアにある場所について紹介しました。

山に、水辺に、温泉、武家屋敷と珍しい場所であると同時に、その地域の自然や歴史、文化を感じられる場所でもあると思いました。

道の駅として、おじゃったモールさつま川内館は知っていましたが、障がい者の授産施設としてはあまり知りませんでした。

ドライバーの拠点となる道の駅としてのみならず、障がい者にとって人生の道の駅となる場所だったのだと改めて認識しました。

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